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museum of archtecture
建築博物館。
神戸外国人旧居留地、神戸市立博物館の北隣に立つ、建築のための博物館。
ここ神戸は、1995年の兵庫県南部地震により甚大な被害を受け、
住居の倒壊などにより、数多くの被害者を出すこととなってしまった。
この博物館では、建築という観点から見た震災の展示、および、神戸を始め、
世界の建築の歴史を常設展示とし、その他に企画展示スペースを設ける。
さらに、建築に関する様々な図書・資料を集めた図書館を設け、それを一般開放し、
優れた建築の街である神戸において、建築を学ぶ環境を提供することを目的とする。
プランは極めて単純である。建物の中心に円形の中庭を設け、
それをとり囲むように、二重らせんのスロープがある。
中庭の中心には、日本人に最も親しいであろう、桜“ソメイヨシノ”が立つ。
館内を移動する時間、らせんのスロープを歩いている時間は、
展示を観ることと違い、それはニュートラルな時間である。
そのニュートラルな時間に、桜を見ることで、春夏秋冬、四季を感じて欲しい。
さらには、時間の流れを、震災から7年という時間の経過を感じると共に、
あの瞬間に止ってしまった、被害者たちの時間にも、思いを馳せて欲しい。
今回の作品では、以前に一度CADで書きなおしたとき図面が残っていたので、
それをこちらに置いておきます。
建築博物館平面図
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