about “John Doe”



ときどき“John Doe”という名前について聞かれるので、その由来を。

この名前はもともと、身元不明の男性遺体(・・・。)や、
相手が不明の訴訟などに用いられるそうです。
起源は詳しく分かりませんが、マグナカルタの時代(13世紀?)まで遡るとか。
マグナカルタでは、法の執行をする際に2人の証人の署名を求めており、
この証人が見つからなかった場合に、“John Doe”ともう一つ“Richard Roe”と署名したそう。
その後、前者は証人の名前を公にしない目的でも使用され
現在では“普通の人、一般大衆”をも意味するようになっているそうです。
インターネットという匿名性の高いところなので、ハンドルネームにはちょうどいい
と思い、このHPではJohn Doeという名前を使わせてもらってます。
なんとなく響きもいいですからね。

で、私がこの名前を知ったきっかけは、
私が好きな“MR.BIG”というバンドの“Jane Doe”という曲でした。
その名前に何か意味はあるのかと、辞書で調べると、上記のようなことが書いてあり、
その男性名が“John Doe”だということで、これは良いと使いはじめました。

それと、BRAD PITTとMORGAN FREEMAN主演の“SEVEN”という映画、ご存知ですか?
この映画の中に出てくる、狂気じみた殺人犯、彼の名前も“John Doe”でした。
病んだ現代社会では、“一般大衆”でも、突然にこのような猟奇殺人を犯す可能性がある、
ということを、示唆しているのでしょうか・・・。
生々しい雰囲気の映画ですが、私が最も好きな映画の一つなので
まだ観てなければ、機会があれば観てみてください。

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