time'sT&U
Time's T&U。
京都、高瀬川沿いに建つ、複合商業施設。
安藤忠雄氏の設計によるこの建物、彼が得意とするRC打ち放しではなく、
コンクリートブロックを用いたものとなっています。
詳しいことは知りませんが、まちづくり条例などの規制から、
RC打ち放しは許可されなかったが、コンクリートブロックであれば良い、
と言うことで、このような形になった、と言う話は聞いたことがあります。
中には京都の路地を思わせる、狭い通路が上下左右、立体的にいり組んでおり、
なかなか複雑なプランだと言う印象を受けました。
また、この作品の最大の特徴は、高瀬川とのつながり。
道路のレベルから1層分下がり、川のレベルまで降りることができ、
上から見下ろすのではなく、川面のレベルで、水の流れを感じられます。
川の水が流れ続ける、という当り前のことを再度認識させられます。
日本人にとっての“水”というものを、日常の中で
見つめなおせるところではないでしょうか。
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